くじらのコラム

水産共同組合創立40周年記念繊行列

更新日:2017/08/01

 昭和31年(956)5月21日、太地水産共同組合の創立40周年を祝う行事のーっとして、小中学生による旗行列が町内を練り歩きました。

 記念行事は、まず水の浦にあった映函館、平和劇場での無料映画上映会で幕開けしました。5月17日から二日聞にわたって上映されたのは「伝七捕物帳」シリーズの第5作目で、高田浩吉や草笛光子、伴淳三郎などが出演した『花嫁小判』と、石渡期や水原真知子などが出演した『むすこ大学』の最新作二本でした。

5月21日には、まず午前8時に庄司楠五郎氏の胸像除幕式が行われました。庄司楠五郎氏は、組合の初代理事長となる日下生甚蔵氏とともに組合創設の貫献者として専務理事に推された人物です。日下生氏は大正5年の組合創設から程なく亡くなったので、庄司楠五郎氏は翌年正月に理事長に就任し、それ以来長きにわたって組合の代表をお務めになりました。

場所を小学校講堂に移して午前9時から式典が開催され、午前11時半から小学校校庭で餅まきが行われました。その写真は今年7月のカレンダーに使われていましたので、ぞれが大規模なものであったととに皆さんも驚かれたことでしょう。その後11時半から、今度は中学校講堂で祝賀会が開催され、最後に午後3時から旗行列が始まりました。

小学校を出発した小中学生の行列は、桝谷ブリキ底、薮田香底、漁野朝市商底の前を通って三軒屋に至り、さらに郵便局を通り過ぎて、組合事務所に到着しました。そこにはヒノキの青葉で包まれ、万国旗で装飾された緑門が建てられていたことが写真から分かります。小中学生はそこで万歳三唱し、定置網事業の創立40周年を盛大にお祝いしたようです。